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2015/09/09

フォトシンス、スマートロックAkerunの普及に向けて4.5億円の資金調達を実施

~経産省所轄NEDOのSUIプログラム初の卒業企業~

 世界初後付けスマートロック「Akerun」を提供するIoT企業の株式会社フォトシンスは、この度、マーケットの伸長にともなう販売戦略の拡大と、さらなる製品の開発を目的として、株式会社ジャフコ、YJキャピタル株式会社、株式会社ガイアックス、株式会社ベータカタリストの4社から第三者割当増資による資金調達を実施しました。

 世界初後付けスマートロック「Akerun」を提供するIoT企業の株式会社フォトシンス(所在地:東京都品川区、代表取締役社長:河瀬航大、以下フォトシンス)は、この度、マーケットの伸長にともなう販売戦略の拡大と、さらなる製品の開発を目的として、株式会社ジャフコ(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:豊貴伸一、以下ジャフコ)、YJキャピタル株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役:平山竜、以下YJキャピタル)、株式会社ガイアックス(所在地:東京都品川区、代表執行役社長:上田祐司、以下ガイアックス)、株式会社ベータカタリスト(所在地:東京都文京区、代表取締役CEO:春田真、以下ベータカタリスト)の4社から第三者割当増資による資金調達を実施しました。また、これにより、フォトシンスがかねてより支援を受けていた、経済産業省所轄の国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(所在地:神奈川県川崎市、理事長:古川一夫、以下NEDO)のスタートアップイノベーター(SUI)プログラム※1初の卒業企業となりました。※2

※1 安倍政権の成長戦略で新産業が重視される中、製造業系の研究開発型ベンチャーが生まれにくい日本において、10年後のグローバルメガベンチャーの育成を目的とし、国の支援を受けて2014年4月より経済産業省とNEDOが立ち上げたプログラムで、420社の応募の中から14社が選定され支援を受けています。
※2 支援開始より1億円以上の資金調達をおこなった企業はSUIプログラムから卒業する規定となっています。

■資金調達概要
調達金額:4億5千万円
調達方法:第三者割当増資
出資元:
ジャフコ(SV4共有投資事業有限責任組合)
YJキャピタル(YJ2号投資事業組合)
ガイアックス(GaiaX Global Marketing & Ventures Pte. Ltd.)
ベータカタリスト
資金使途:マーケットの伸長にともなう販売戦略の拡大、新製品開発
※これにより、経済産業省所轄NEDOのSUIプログラム初の卒業企業となりました。

■NEDO イノベーション推進部長 久木田正次さまからのコメント
NEDOスタートアップイノベータープログラム第1号としてのご卒業、誠におめでとうございます。鍵は、数千年来、人や財産、プライバシーを閉じ込めるだけの道具と思われてきました。フォトシンのメンバーはその常識を覆し、「自由な通り抜けが必要なとき、必要な人は可能」という発想を「Akerun」の製品・サービスのコンセプトとされました。
チームの卓越した知恵によってスタートアップイノベーターの申請倍率30倍を超える競争を「通り抜け」採択された後、IT技術によって製品・サービスのコンセプトを見事に体現されました。NEDOによるその採択後、1年足らずでの急成長であり、大変喜ばしいことです。今回の資金調達後も引き続き、メンバーが力を合わせて活躍され、近い将来、日本発メガベンチャーの代表へ成長されることを確信いたします。

■Akerunとは
Akerunは、フォトシンス創業メンバーが2014年初頭より構想を開始し、2014年9月に法人化、2015年4月より出荷開始した、世界初の後付けスマートロックです。Bluetoothに対応しており、アプリを用いてスマートフォンで鍵の解錠・施錠、ゲストへの開閉権限の発行ができます。
2015年7月より出荷開始したIoTゲートウェイ「Akerun Remote」は3G通信に対応しているため、これを使うことによって、従来はスマートフォンでしか操作できなかったAkerunがPC、タブレット、フィーチャーフォンでも利用できるようになりました。さらにこれらを一括管理する管理画面「Akerun Manager」と合わせて「Akerunオンライン鍵管理システム」として、法人向けを中心に販売しています。Akerun単体はBluetoothでスマートフォンと通信しますが、Akerun Remoteの導入によって3G通信が可能となり遠隔操作やフィーチャーフォン対応が可能となりました。