PRESS
2025/03/28

大阪公立大学が、新たに竣工した「イノベーションアカデミースマートエネルギー棟」のスマートビルOSの実証実験でAkerunを採用

〜 Akerunとロボットの連携で、安心安全な施設環境と省人化運営を検証 〜

株式会社Photosynth(東京都港区、代表取締役社長 河瀬航大、以下フォトシンス)が提供する「Akerun入退室管理システム」(以下、Akerun)が、大阪公立大学で2025年2月に新たに竣工した「イノベーションアカデミースマートエネルギー棟」での「スマートビルOS」の実証実験ためのロボット向け入退室管理ソリューションとして採用されました。
大阪公立大学では、Akerunとロボットを制御する「スマートビルOS」の連携を通じて、同施設内でのロボットによる掃除や荷物の運搬の際のロボットの入退室管理を行うことで、安心安全な施設環境を実現すると同時に施設の省人化運営に向けて取り組みます。
 

<大阪公立大学「イノベーションアカデミースマートエネルギー棟」>

 
◾️「イノベーションアカデミースマートエネルギー棟」について
大阪公立大学の中百舌鳥キャンパスに新たに竣工した「イノベーションアカデミースマートエネルギー棟」は、スマートエネルギー領域における、ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)化やスマートビルの社会実装に向けた学内研究シーズの実証実験とオープンイノベーションの場として、企業との共創研究やスタートアップ創出を推進するための産学官民リビングラボ施設です。
 
◾️「スマートビルOS」の実証実験とAkerun導入の背景
大阪公立大学の「イノベーションアカデミースマートエネルギー棟」では、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「産業 DX のためのデジタルインフラ整備事業/人・ロボット・システムを有機的に結合するスマートビル基盤に関する研究開発」の一環として、建物内の設備やシステムのデータを収集・蓄積・連携する機能を備える「スマートビル OS」の開発に取り組んでいます。
そして、「スマートビル OS」の実証実験が行われる「イノベーションアカデミースマートエネルギー棟」では、ロボットを2台配置し、掃除や荷物の運搬に使用することでビル管理の省人化に向けて取り組みます。
 
今回、この実証実験の実施にあたり、建物内に複数あるセキュリティエリアへのロボットの入退室を「スマートビル OS」で制御するために、連携可能なAPIを提供する入退室管理システムとしてAkerunが採用されました。
 
大阪公立大学では、「スマートビルOS」の実証実験へのAkerunの採用により、以下の効果を見込んでいます。
 

  • 掃除や荷物の運搬を担うロボットを制御する「スマートビルOS」とAkerunのAPIを通じた連携により、施設内のセキュリティエリアへのロボットの入退室を制御することで、施設管理の省人化に向けた運営を実現
  • 施設の利用者だけでなく、ロボットのセキュリティエリアへの入退室をAkerunで厳格に管理することで、安心安全な施設環境を実現

 
フォトシンスでは、Akerunをはじめとしたソリューションの提案を今後も強化することで、オフィスやビルなどあらゆる空間のデジタル化やスマート化を支援するとともに、施設における安心安全の向上や無人化・省人化による管理業務の効率化に向けた取り組みを引き続き推進します。
 
大阪公立大学の「イノベーションアカデミースマートエネルギー棟」の詳細は以下URLも参照ください。
https://www.omu.ac.jp/i-academy/nakamozu-hub/facility/