年頭のご挨拶:中期計画への着実な歩みを進める一年に
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
2023年の年頭にあたり、ご挨拶申し上げます。
私たちの暮らしやビジネスを取り巻く環境は、徐々に以前の様子を取り戻しつつあります。街や駅における人流も回復基調にあり*、様々な場所で多くの人々が活発に行き交う姿を目にする機会も増えました。
ビジネスの領域に目を向けてみると、働き方改革に伴う多様な働き方の普及に加え、分散型オフィスのような新しいオフィス・トレンドの興隆、そして様々なテクノロジーの進化に伴うオフィスの役割の変化などが進行しています。特に、コミュニケーションの活性化やクリエイティビティーの創出などを目的に、出社を前提とした働き方を改めて検討する企業も出てくるなど、オフィスの価値が改めて見直された1年ではなかったかと考えています。
一方で、世界的な円安やインフレなどマクロ経済は引き続き注視が必要な段階にあり、また新型コロナウイルス感染症の影響もまだ予断を許さない状況が続いています。
これらの事業環境のもと、当社の事業領域においては、前述の通りオフィス回帰の動きや新たなオフィス・トレンドの興隆などにより、ビジネスのインフラとしてのAkerunが果たす役割もより一層重要性を増してきています。実際に、オフィスにおける導入の拡大、フィットネスジムなどの生活により近い場所での活用、さらには大規模企業での導入も順調に進捗するなど、規模や用途を問わず、多くの人々の日常のインフラとして活用されています。
また、2022年には、美和ロック株式会社との合弁会社である株式会社MIWA Akerun Technologiesから、新サービス「Akerun.Mキーレス賃貸システム」を発表し、新規事業として推進する住宅領域における事業が新たなフェーズを迎えました。2023年は、この住宅領域の新サービスを携え、オフィスだけでなく住宅でもキーレス社会の実現を加速してまいります。
その他にも、ビジネスのインフラを担う企業としての信頼性や堅牢性を強化するためのCISOの創設、Akerunのサービスの安定性や信頼性を向上させるための継続的な研究開発、そして収益性を高めるための様々な取り組みなど、組織の強靭化と生産性の向上に注力してきました。
そして、新たに迎えた2023年は、昨年から取り組んでいる組織の強靭化と生産性の向上のさらなる推進、そして住宅領域を含むスマートロックの市場拡大に引き続き注力してまいります。
また、Akerunのもたらす価値をさらに高め、キーレス社会の実現を加速していくための研究開発とパートナーの開拓も引き続き推進します。
これらの取り組みを通じて、2023年はこれまで以上に成果にこだわる1年にしていく所存です。
2023年も、HESaaSのビジネスモデルのもと、スマートロック市場を日本で創出し、リードしてきた企業として、事業成長とキーレス社会の実現に加え、信頼される企業としての歩みを着実に進めてまいります。
本年も変わらぬご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願いいたします。
株式会社Photosynth(フォトシンス)
代表取締役社長
河瀬 航大
* (注)内閣官房 新型コロナウイルス感染症対策ページ「駅の利用状況(朝のピーク時間帯)[速報値]<令和4年12月16日(金)の増減率>」(国土交通省提供、令和4年12月16日更新)、及び「全国の主要地点・歓楽街の人出(ピーク値比、2022年12月30日時点)」